ビジネスマンのための「行動観察」入門/松波晴人

ビジネスマンのための「行動観察」入門 (講談社現代新書)

【内容】

 

近年注目の「行動観察」について、事例を多く用いて解説している

行動観察は、単にマーケット調査、インタビューをするだけでは見えてこない、顧客の潜在的なニーズなどを見つけ出す手法である。

・行動をつぶさに観察(事実のみ抽出して羅列する)

・それらの事実から考えられる仮説を出す(調査の母数は少なくてOK)(仮説を深掘りする時にnは増やせる)

・トライ→検証

 

 

【感想】

 

・行動観察って、パッと聞いた感じはマニアック/ピンポイントな解決策しか見えてこないんじゃないの?となっていたけど、実際は科学に基づいて帰納的に物事を見るやり方なんだなーと。

 

・最初のフェーズで、事実を列挙するわけだけど、自分の解釈を混ぜがち。意識しても、ちょっと混ざったりする。自分の中で事実と意見をしっかり分離させねば

 

・高校の時通っていた塾の国語教師が、「事実」「解釈」だけで小説の問題は解けちゃうよ、と。当時はなんのこっちゃだったけど、意外と良いトレーニングをさせてもらってたのね

 

・時間が経つにつれ、著者が過去の経験を踏まえて確実に調査方法をアップデートしていたのが印象的。

 

【疑問その他】